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「今どんなことを考えていますか?」コロナ禍の思い

社会

緊急事態宣言で我慢の時が続いています。家族や友人に会えずにいる人、それでも何とか楽しみを見出している人。今どんな思いで過ごしているのか、街の人に話を聞きました。

東京・台東区にある銭湯で、ある男性に出会いました。

猪狩実さん(73):「寂しい毎日を送っている。唯一の楽しみは夕飯前に銭湯。気持ちがいい。これで1杯が楽しみ」

毎日のように銭湯に通う、猪狩さん。50年近く続く、居酒屋のご主人です。

猪狩実さん:「自分も仕事をしながら飲む。お客さんがいて、話をしながら飲める。それでお金をもらえるって、こんなに楽しい仕事はない。仕事じゃないな、もう。来てもらうことに感謝して、商売をやっている」

ただ、1年近く、まともに営業できていないといいます。

猪狩実さん:「(Q.やめようと思ったことは?)やめたら何もすることがない。今の状態が続くってことは、ぼけるか、死ぬかしかない。当たり前のことができないのは、一番寂しい。『ちょっと1杯飲んでいけよ』そういうこともできないし。途絶えちゃうよね。触れ合いがない。早く終わって、楽しい酒が飲みたい」

埼玉県所沢市『すずらん幼稚園』でも話を聞きました。

『すずらん幼稚園』野澤和貴園長:「コロナ前にできていたことをすべて戻したい。子どもたちには、同じことをしてあげたくてもできない。(園児の)体調が優れないなんて連絡をもらうと『まさか』っていう気持ちになる」

園長は、個人的な不安も抱えています。

『すずらん幼稚園』野澤和貴園長:「昨年、病気して入院をした。脳梗塞(こうそく)だった。まだちょっと後遺症が残っている。(ワクチンを)打たないのも怖い、打つのも怖い。どっちつかずのところはある」

東京・谷中銀座にある、トルコ・イラン料理店のオーナーは、店をたたむことも、頭をよぎるといいます。

トルコ・イラン料理店オーナー、サダットさん:「下手したら(客が)0人もある。家賃、(従業員の)給料がどうなるか、支払いがどうなるか、人生見直さないといけない感じ。この年なのに」

でも、一番の心配はイランにいる母親、ゴレスタンさん(73)です。

トルコ・イラン料理店オーナー、サダットさん:「(Q.家族と会えている?)週に何回も電話とかで、スマホで顔も見られるけど、親も年寄りだし。今だからこそ、一番会いたい」

ゴレスタンさんとは、もう2年近く会っていないといいます。

トルコ・イラン料理店オーナー、サダットさん:「こういう時は、世界誰でもお母さんは大事。外国人に生まれたら、日本の良さを見られる。けど、心の弱い時は自分の国にいたい。自分の親とか家族のところにいたい」

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