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“長時間労働”現役教師「実名」で訴え 来週判決へ

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 時には、“死”もよぎったという西本武史さん(34)。

 大阪府立高校 現役教師・西本武史さん:「駅のホームで電車を待っている時に、『あっ、今飛び込んだら、楽になれるかな』『ただただ、楽になりたい』と」

 大阪府立高校の社会科の現役教師で、3年前、“長時間労働”をきっかけに大阪府を相手取り、実名を公表して裁判を起こしました。

 発端は、1年生の担任をしていた5年前。新たにラグビー部の顧問を担当することになった西本さんは、海外への研修旅行の担当も任され、次第に仕事が追い付かなくなっていったといいます。

 西本武史さん:「個人情報に関わることは、学校でやらざるを得ない。自分個人でできる授業の準備などは、さらに夜遅く…」

 仕事の量は積み重なり、「時間外労働」は150時間を超えた月もあったといいます。疲労やストレスを感じたため、病院を受診すると、「慢性疲労症候群」で「休養が必要」だと告げられます。

 しかし、校長らに相談した結果、海外への研修に参加するため、診断書を返却しました。

 西本武史さん:「『いつか本当に過労死するのではないかと考えると怖いです』『体も精神もボロボロです。押しつぶされます』(と書いた)」

 西本さんは、校長にメールで訴えましたが、返信はなく、翌日「体を大事に」と言われただけだといいます。

 その後、「適応障害」と診断され、合わせて5カ月休職する事態となり、「管理職が業務を軽減する措置を取らなかった」として裁判へ。

 西本武史さん:「先生が、きょう来たら(病気で)いない。それは『子どもたちにとって良くない』『何とかしないといけない』。その思いで(提訴しました)」

 大阪府は、「教員の仕事は、自主性、自発性に委ねられるところが大きく、校長らの対応は、安全配慮義務を怠った違法なものとは言えない」と反論しています。

 西本武史さん:「これから教員を目指そうと思っている学生さんたちのためにも、良い環境を整えられたらなと」

 判決は、28日に言い渡されます。

(「グッド!モーニング」2022年6月24日放送分より)



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