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流行の「仏系」って?春節に変化 中国富裕層は“爆買い”→“体験旅”

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 中国の大型連休「春節」が始まり、各地はすでにぎわっているようですが、なかでも中国人観光客が注目しているというのが人口約2万6000人の小さな町でした。

■「春節」中国人客はどこへ行く?

 富士山の麓にある山梨県の忍野八海では、12日午前9時半ごろにはたくさんの外国人観光客でいっぱいです。

中国人観光客 「観光スポットを回って、おいしいものを食べたいです」

 各地でにぎわう春節ですが、今年は…。

中国人観光客 「(Q.団体ツアーで来ましたか?)個人で来ました」(周りの友達は)国内旅行が多いです。まだコロナの心配もあって、国内旅行が多いです」

 実は今年の春節、中国路線の旅客数はコロナ前の2019年2月と比較し、ほぼ半減の状態。団体ツアー客が少なくなっているという傾向にあるようです。

地元のフルーツ屋 店主 「前はにぎやかだったが、今は個人で静かに。爆買いという感じではない」

■はやりの「仏系」って?春節に変化

 旅行のスタイルも一昔前の“爆買い”から変化を遂げていました。

 山梨県の山中湖に訪れた中国人の親子。宿泊したのは5つ星ホテル。旅のプランは…。

母(40代) 「今回の旅行は『仏系』です」

 「仏系」とは、中国語で「なるようになる」というような意味。数年前からネットを中心にはやっている言葉だそうです。

 その時々で行きたい場所を決める「仏系スタイル」の旅行。今回は“ある光景を体験”することに決まったようです。向かったのは人だかりができている商店街の一角です。人だかりに交じり、一心にカメラを向けます。実はここ富士山の絶景スポット。晴れていると商店街の先に、目の前にそびえ立つ富士山が現れます。ただ、この時はあいにくのくもり空。絶景の富士山はおあずけです。

 富士山を求めて次に向かったのは高台にある新倉富士浅間神社。今度は富士山がうっすらとその姿を現しました。

 散策の後は腹ごしらえ。女性2人ですが、かなりの量を注文しました。ほうとうに、そば、牛丼、天丼。そのほか、おつまみの品々。

■なぜ?“2万人の町”に熱視線

 旅行先はこれまでと違った小さな町にも…。

 中国人観光客が訪れたのは佐賀県です。

中国人観光客 「佐賀で景色を楽しんで、別府に行って温泉を楽しみます」

 取材班は中国人客15人が乗った車に密着。向かった先は緑の山々に囲まれ、情緒あふれる建物。「日本三大美肌湯」にも選ばれた温泉などが魅力の佐賀県嬉野市です。

 嬉野市は佐賀県の南西部で人口約2万5000の小さな温泉街です。

香港からの観光客 「ブログを見てこの場所を選びました。嬉野はとても静かで居心地が良い」

 旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」が去年行った調査では、アジアなどに住む人が注目する旅行先に嬉野市が5位にランクインしています。

ブッキング・ドットコム西日本統括 高木浩子さん 「今まで上がってこなかった地域。嬉野温泉のある嬉野市が上がってきた。(人が)ごみごみしていない所にいくお客様が増えてきているのかなと」

 佐賀空港から1時間ほど車を走らせて嬉野市の旅館に到着。2月にもかかわらず、半袖姿でいるのは中国・上海から訪れたワンさん。案内された部屋から望む景色に感動です。

上海から訪れたワンさん 「とても美しい景色、庭のような植物のバルコニーです」

 訪れた理由も意外なものでした。

上海から訪れたワンさん 「僕はすごく豆腐が好きなんだ。豆腐のために来た」

 フワフワとした食感が特徴の嬉野名物「湯豆腐」を食べたいようです。ワンさんは半袖姿のまま人気のお店を訪れ、念願の湯豆腐に笑みがこぼれます。香りを楽しみ、湯豆腐をパクリ。湯豆腐に舌鼓を打ちます。数ある観光地からなぜこの場所を選んだのでしょうか。

上海から訪れたワンさん 「人気のある場所は中国人がたくさん来る。僕たちにとってここは秘密の場所です」

 注目の背景には旅の楽しみ方の変化があるといいます。

ブッキング・ドットコム西日本統括 高木浩子さん 「大都市に行き、買い物やグルメを楽しむのではなく、地方の都市に行って自然に触れ合ったり、その土地のものを楽しむというような、もう少し先の旅の楽しみ方の傾向にある」

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