台湾の頼清徳総統は就任後、初の外国訪問に出発しました。ハワイなどを経由して太平洋の島しょ国を回りますが、中国政府は反発しています。
台湾当局の発表などによりますと、頼総統は台湾を出発後、12月6日までの間に、ハワイなどを経由してマーシャル諸島やツバル、パラオを訪問します。
台湾 頼清徳総統 「台湾が民主主義のモデルであることを世界に知らせましょう。また世界の平和、安定、繁栄を促進する重要な力でもあります」
一方、中国外務省は29日の会見で、頼総統がハワイなどを経由することを念頭に、「中国はアメリカと台湾のいかなる形の公式交流にも、台湾当局の指導者がアメリカに渡航することにも、断固として反対する」としています。