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約2週間続く乾燥“うれしい誤算”も カラカラに弱いのは?保湿ケア最前線

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 乾燥が続くなか、うれしい誤算も起きているようです。

■「ベストな状態」歓喜の干物店

60代の人 「この10日間くらい急に寒くなって、空気も乾燥した感じがする。顔が突っ張る感じ。私の肌が乾燥して教えてくれている」

 5日も関東から西の太平洋側は晴れて空気が乾燥。東京都心では13日連続で「乾燥」の一つの目安となる湿度50%以下となりました。例年よりも早く、乾燥シーズンに突入しています。

 あらゆる場面で否定的に捉えられがちな「冬の乾燥」ですが、反対に乾燥を前向きに捉える人たちもたくさんいます。

 豊かな漁場で知られる駿河湾に面した静岡県沼津市の干物店。

 ズラッと並べられているのはアジ60枚にキンメダイ140枚。この干物において乾燥は「大歓迎」です。

沼津カネトモひもの本店 山田誠代表 「湿気がないので風がすごく乾いている。魚には一番いい状態」

 沼津市近くの「三島」の最小湿度も37%と、絶好の“乾かし日和”。

沼津カネトモひもの本店 山田誠代表 「近年ないベストな状態が続いているので、生産者としてはありがたい」

 七輪を使って炭火で焼くと、脂が浮き出てきました。

沼津カネトモひもの本店 山田誠代表 「最初に冷たい風で魚をキュッとしめてもらって、それから太陽の力でふっくら仕上げてくれるので、今が一番いい時期だと思う」

■一日4回「洗濯女王」も大喜び

 神奈川県鎌倉市で暮らす浜野さん一家も乾燥シーズンを待っていました。

 主役は妻の紀子さん。

浜野紀子さん(40代) 「親子代々、洗濯好きで。母も妹も毎日3、4回と洗濯する。友達に『4回も!?』と驚かれることが多い。私にはそれが当たり前」

 まさに、町一番の「洗濯女王」。晴れてカラッとした日は大忙しです。

浜野紀子さん 「きょう1回目の洗濯です」

 午前6時半に1回目の洗濯。きのう着た服と色物を洗います。

 ミッションは日が当たる午前中に洗濯4回。ベランダに干すとすぐに洗濯機は2回転目。夫が出張で着た服などを洗います。

 自分のものは自分で…。息子のはると君もお手伝い。

 男性陣は洗濯女王の指示に従います。

夫 英昭さん(50代) 「(普段は)取り込み専門。乾燥した時期は静電気がすごい。バチッて音がして取り込む時、恐る恐るやる」

 そして、3回目はパジャマや下着。4回目はシーツやタオルを洗います。

浜野紀子さん 「気持ちいいね、晴れてきて」

息子 はると君 「結構、暖かい」

浜野紀子さん 「暖かい。洗濯物がよく乾きそう」

息子 はると君 「いつもやってくれてありがとう」

浜野紀子さん 「いつもきれいな物を着ていてほしいので」

 予定通り午前中に4回の洗濯をこなし、昼すぎに乾きました。

浜野紀子さん 「気分爽快。きょうもたくさん洗濯できて達成感があります。乾燥していたほうがうれしい」

 乾燥シーズンのメリットは他にも。乾燥機を使わない分、1カ月に節約できる電気代は…。

浜野紀子さん 「1500円くらい」

 節約したご褒美は…。

浜野紀子さん 「新しい洗濯機がほしい」

■対策グッズ 売り上げ大幅アップ

 顔のケア一つとってもパックがズラッと並んでいます。

客 「ペリペリしてくる。乾燥してくる感がすごい」 「頬のここが一番乾燥している」

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