忘年会シーズンを迎えるなか、忘年会や新年会を実施する企業は約6割と、コロナ禍前ほどには復活していないことが分かりました。
東京商工リサーチが行ったアンケート調査によりますと、今シーズン、「忘年会や新年会を実施する」と回答した企業は59.6%でした。
去年(55.9%)を3.7ポイント上回りましたが、コロナ禍前の2019年は78.4%であったことに比べると、依然として低い割合にとどまりました。
実施しない理由は「開催ニーズが高くない」が65%で最多となり、次いで「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」(36%)となっています。
一方、実施する企業に「忘年会・新年会が労働時間になるか」を聞いたところ「ならない」という答えが9割を占めたことから、東京商工リサーチはコロナ禍で変わった価値観と会社の意識のギャップが宴会離れを生んでいる可能性があるとしています。