韓国では12日、非常戒厳を巡る尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾(だんがい)訴追案が再び、国会に発議される見通しです。
最大野党「共に民主党」は、尹大統領の弾劾訴追案を11日に国会に再び発議するとしていましたが、「整理するべき新たな事案があまりにも多い」として12日に持ち越しました。
採決は変わらず14日の予定です。
与党から8人が造反すれば可決となり、少なくとも5人が賛成に回る意向を示しているため、可決の可能性も出てきています。
警察の捜査本部は11日、大統領府を家宅捜索しましたが、大統領府側が「公務上・軍事上の情報管理」を理由に拒否し、資料提出のみにとどまりました。
警察側は「提出されたのはごく一部の資料のみだった」と反発しています。