韓国の「非常戒厳」を巡り、検察の特別捜査本部は捜査を進めている尹(ユン)大統領に対して任意での聴取を要請しましたが、大統領は応じなかったと発表しました。
検察の特別捜査本部は、14日に弾劾(だんがい)訴追が可決して職務が停止された尹大統領に対し、「内乱罪」と「職権乱用」の疑いで捜査をしています。
検察は尹大統領に15日午前10時に任意での聴取に応じるよう11日に要請していたものの、大統領はこれに応じなかったと発表しました。
検察は再び聴取を要請するとしています。
尹大統領が今後も聴取に応じるかは不透明で、検察としては聴取に応じない姿勢を既成事実化したうえで、身柄の拘束に踏み切る思惑があるとの見方も出ています。