大阪国税局の元職員が逮捕された脱税事件で東京地検特捜部は元職員を起訴したほか、都内の不動産会社の代表を在宅起訴しました。
大阪国税局の元職員・國井健被告(50)と「大成リアルエステート」代表の吉澤英和被告(48)は2020年4月までの1年間に2億1000万円余りの所得を隠し、法人税などおよそ5100万円を脱税した罪に問われています。
2人は共謀し、有価証券を売却した際に損失が出たと偽り、所得を少なく見せかけたとみられています。
関係者によりますと、國井被告は脱税を指南した報酬として、吉澤被告側からおよそ1700万円を受け取っていたということです。