みずほ銀行の貸金庫から顧客の金品が盗まれた問題で、不正行為を行ったのは、当時30代の女性行員だったことが分かりました。
27日朝、取材に応じた加藤頭取によりますと、不正は都内の広尾支店で2016年1月ごろから2019年の6月にかけて行われ、女性行員は10月に懲戒解雇されました。
被害総額は6600万円で、被害者は2人です。
支店で保管していた予備の鍵を悪用し、不正に得た金品は衣服の購入費や旅費に充てたということです。
この元女性行員は、融資に見せかけて銀行からおよそ5200万円を盗んだとして、4年前に逮捕されていました。