ガザ地区の停戦に伴いイスラエルが延期していたパレスチナ人の釈放が決まったことを受け、イスラム組織「ハマス」が人質4人の遺体を新たに返還しました。
ハマスは27日、新たに人質4人の遺体を式典などを実施せずに国際赤十字に引き渡しました。
これに伴い、イスラエルは収監するおよそ600人のパレスチナ人を釈放する見通しです。
釈放は当初、22日に実施される予定でしたが、ハマスが人質を解放する際に開いた式典が侮辱的などとして、イスラエル側が延期していました。
崩壊が懸念されていた停戦合意は、当面維持される見通しとなりましたが、停戦第1段階の期限は3月1日に迫っています。
残る人質の解放や恒久的な停戦などを目指す第2段階に向けた協議は進展しておらず、先行きは不透明です。
