岩手県大船渡市の複数の場所で発生した山火事は今も消し止められず消火活動が続いています。
(吉丸広人アナウンサー報告) 避難所となっている大船渡市三陸町越喜来の三陸公民館です。
こちらには、避難指示が出ている綾里地区のおよそ250人が一夜を過ごしました。
26日午後1時ごろ、大船渡市赤崎町で発生した山火事はこれまでに600ヘクタール以上を焼失し、84軒以上の住宅に被害があったとみていて人的被害はまだ分かっていません。
27日は午前6時40分ごろから自衛隊の大型ヘリ2機で消火活動が続けられています。
大船渡市には15日連続で乾燥注意報が出ていて、盛岡地方気象台によりますと、ここ数日もまとまった雨の予想はなく、来月1日以降も乾燥注意報を発表する見通しです。
また、27日の最大風速は7メートルで最大瞬間風速はその2倍ほどになるということで、岩手県は山火事警戒宣言を発表し、野焼きなどを行わないよう呼び掛けています。