フランスの国防相は27日、ウクライナ国内の鉱物資源の開発について、去年から協議していると明かしました。提案はウクライナ側からで、トランプ大統領が一方的に押し付けたわけではないとの認識を示しました。
フランスのルコルニュ国防相は27日、公共放送に出演し、ウクライナ国内の鉱物資源を開発し、フランスの防衛産業に活用する協議を、去年10月から続けていると表明しました。
「ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカだけではなく、フランスにも提案した」とのことで、トランプ大統領が一方的に押し付けたわけではないとの認識を示しました。
ルコルニュ国防相は、「ウクライナ側は、鉱物資源の開発案が、アメリカやフランスとの交渉で持続性を生み出す要素になり得ると考えていた」との見解を示しました。
複数のウクライナメディアによりますと、ウクライナの鉱物資源の権益を巡っては、アメリカとウクライナはすでに協定案について大筋で合意していて、ゼレンスキー大統領が今月28日にワシントンでトランプ大統領と会談し、署名する見通しです。