23日に岡山と愛媛で発生した山火事。住民に避難指示が出るなど、延焼が続いている。消火活動が続くものの、鎮圧のめどは立っていない。
■愛媛・今治市 避難範囲を拡大
23日に愛媛県今治市で発生した山火事。
住民 「今は山の手前に来ているが、朝方はまだ山の向こう側だった。それがだんだんこっちの方に寄ってきている状態です。正直怖いです。早く消してもらいたい。雨が降って消えるのを期待している感じ」
集落に近い場所でも火の手は上がった。風が強いのか、真横に流れる煙。火の手は12分ほどで、ここまで大きくなっていった。
24日夕方には避難指示の範囲が拡大し、25日午前9時現在、今治市と西条市の一部、合わせて1345世帯2585人が対象となっている。
■岡山 地域住民の避難指示解除
同じく、岡山市南区で起きた山火事も火の勢いは衰えていない。
住民 「あの山際で畑をしている方の小屋が丸焼けです。消防の人が言っていたが『人が足りないホースも水も足りない』」
地元の消防に加え、要望を受けた岡山県や香川県、神戸市、そして自衛隊のヘリも出動し、合計6機で空中消火を行った。
消火活動の結果、市の災害対策本部は住宅への延焼の危険性が低くなったとして、24日午後5時半に避難指示を解除した。しかし、鎮圧のめどは立っていない。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年3月25日放送分より)