アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との首脳会談が近日中に開催されるとロシア大統領補佐官が明らかにしました。場所も近く発表するということです。
ウシャコフ大統領補佐官は7日、記者団に対して「アメリカ側の提案により近日中に最高レベルの2国間会談を開催することで原則的に合意した」と明らかにしました。
来週が首脳会談の予定日だと述べましたが、会談準備に時間がかかり、日程はまだ確定していないとして、さらに先になる可能性も示唆しました。
開催地についても今後、発表される予定だとしています。
プーチン大統領にはウクライナの子どもをロシアへ強制移送したことが戦争犯罪にあたるとして、ICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出ています。
欧米メディアはICCに未加盟の中東サウジアラビアやカタール、脱退を表明している東欧ハンガリーなどを会談を候補地として挙げています。
ただ、プーチン大統領は去年9月にICC加盟国のモンゴルを訪問していますが、逮捕を免れています。
今月6日にプーチン大統領とモスクワで会談したアメリカのウィトコフ特使は、ウクライナのゼレンスキー大統領も交えた3者会談についても提案しましたが、この件についてウシャコフ補佐官はコメントを控えました。
プーチン大統領の側近でロシア直接投資基金のドミトリエフ総裁は「会談は歴史的なものになる可能性がある」と述べました。