引っ越し代行サービスの顧客データを巡る不正競争防止法違反事件で、当時勤めていた会社からデータを持ち出した男が、会社への不満を持っていたことが分かりました。
「ビズリンク」の代表・早川健容疑者(53)や古吉祐太容疑者(37)ら4人は去年、同業他社の顧客データを不正に入手したなどの疑いが持たれています。
警視庁によりますと、早川容疑者らは入手したデータを通信アプリで社内に共有していました。
その後の捜査関係者への取材で、当時、ライバル会社の社員だった古吉容疑者は、福利厚生などについて周囲に不満を漏らしていたことが分かりました。
すでに退職の意思を持っていたとみられ、事件後「ビズリンク」に転職しています。
警視庁は、4人の認否を明らかにしていません。