古くから“女人禁制”とされてきた大相撲の土俵に高市総理は上がるのか―。イギリス紙は「新首相はジレンマに直面している」と報じています。
イギリスのガーディアン紙の電子版は12日、大相撲において女性が土俵に上がることは禁止されているとする伝統を紹介し、「高市氏は“女人禁制”に逆らうのか?」と題した記事を掲載しました。
歴代の首相が大相撲の千秋楽で土俵に上がり優勝力士にトロフィーを手渡していることに触れ、女性として初めて首相に就任した高市氏の対応を注視しています。
記事では「新首相はジレンマに直面している」と指摘しつつ、高市氏が土俵に上がる意味合いについて「女性の権利運動家らにとって象徴的な勝利となる」と報じています。
一方、木原官房長官は11日、政府としての対応を問われた際に「高市総理は伝統文化を大切にしたいという意向を持っている」と述べ、総理自身が土俵には上がらない可能性を示唆しています。