自民党の岸田元総理大臣は、高市政権が掲げる「責任ある積極財政」など新たな経済政策を党側でしっかり支える考えを強調しました。
自民 日本成長戦略本部 岸田文雄本部長 「我々が、高市内閣の掲げている責任ある積極財政という、マクロ経済運営を念頭に置きながら、積極的な戦略を立てて、成長を力強く後押ししていただければなりません」
岸田元総理は、高市政権のもとで新たに設置された日本成長戦略本部の初会合を開きました。
冒頭のあいさつでは、高市総理本人から政府の日本成長戦略会議を党側から支える総裁直属の本部を作り、トップに就任するよう依頼があったと説明し、「予算や税制で大きな壁が出てきた場合には、本部長としてしっかり受けとめ、乗り越えるべく全力で取り組む」と強調しました。
今回、看板を下ろすことになった「新しい資本主義」にも触れ「賃上げを含む人への投資などの議論は共通する」とし、議論を発展させていく考えを示しました。
一方、出席者からは「今の経済対策案では全然、積み上げが足りていない」などの意見が上がり、来週、政府に申し入れることにしています。