ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムでは準備が着々と進められています。受賞者のサインを毎年収集する熱心なノーベルファンの姿もありました。
受賞者が宿泊するグランドホテルの前には、受賞者のサインを集める熱心な「ノーベルファン」が待ち続けています。
ハンス・アケ・ハンソンさん(76) 「きょうは午前9時に来ました。きのうは9時間、その前は12時間待ちました」
ハンス・アケ・ハンソンさん(76)は、この道49年のサインコレクターです。
ハンソンさんのサイン帳には、81年に日本人初の化学賞に輝いた福井謙一さんや94年の文学賞・大江健三郎さんなど歴代の日本人受賞者のサインもありました。
ハンソンさんはサインをもらうにあたり、それぞれの受賞者の業績や研究内容を詳しく調べることを習慣としているということです。
ストックホルム郊外のスタジオでは、授賞式会場の装飾作りが急ピッチで行われています。
装飾の担当者 エレナ・マグナソンさん 「今年はノーベルコンサートと授賞式のために1万5000本を用意しました」
今年の授賞式の装飾コンセプトは「リサイクル」。ドライフラワーを多用するほか、表彰式前日のコンサートから同じ花を使うなどするということです。