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出直し伊東市長選告示 大混戦で法定得票に届かない可能性も 14日に投開票

社会

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 田久保真紀前市長(55)の学歴詐称疑惑で注目された伊東市長選挙が7日に告示されます。混戦が見込まれ、どの候補も法定得票数に届かなければ再選挙となります。

■最大10人乱立 12月14日に投開票

 イベントに参加し、市民と交流を図るのは返り咲きを狙う前市長の田久保真紀氏。

伊東市民 「もう怒りを通り越したよ」 田久保氏 「いえいえ、とんでもないです。ありがとうございます」 伊東市民 「すごいね。人間もとことんやると超越するんだなと」

 市民からの辛辣(しんらつ)な言葉も笑顔で受け止めます。

 田久保氏が訴えるのは、新たな街づくりのための市政改革。

田久保氏 「政党の支援や業界団体の支援。最初からそういった方々に頼ってしまうと、改革が進まないという、そういった側面がございます」

 物価高対策については。

「しっかりと国がどのような政策をするのかを見てから、それに上乗せをしたり横出しをする形で市の予算を乗せて皆さんにできるだけ還元する」

 一方、自民党の推薦を受け“再選”に臨むのは、元市長の小野達也氏(62)。決起集会には、国会議員、県議、市議らが顔をそろえました。

 小野氏が訴えるのは、伊東市政の「正常化と前進」。即効性のある経済対策も掲げます。

小野氏 「伊東市は今、政治どころか本当に日本中の笑いものになってしまいました。経験と今まで培った人脈をフルに発揮して、この先の伊東市を今まで以上の覚悟を持って必ず再生させます。経済対策も直ちに、市内で使える商品券2万円分をすぐ発行します」

 国民民主党の推薦を受けるのは、前市議の杉本憲也氏(43)。決起集会には国民民主党の榛葉幹事長が駆け付けました。

榛葉幹事長 「自民党の総裁選挙よりもたくさんカメラいますね。すごいですね。今、全国で最も注目されている選挙と言っても過言ではないと思います」

杉本氏 「皆さんで、この伊東に新しい風を吹かせませんか」

 物価高対策として、政府の財政支援策「地方創生臨時交付金」の活用を挙げます。

「今ある制度を最大限活用して、すぐにそこに手当てができることはないかというと、私は『おこめ券』の配布というのは一つ大きなものがあると思っております」

 過去最多の9人が立候補を表明している今回の伊東市長選挙。各候補が強く訴えるのは、経済対策です。

スポーツインストラクター 石島明美氏(58) 「とりわけ伊東は、年間所得が低い町なんです。静岡県の中でもワースト3に入る。皆様からいただいたお金を、皆様の生活が安定するために、そこに賛同していただいて、この街をつくっていく」

 基幹産業である観光への投資を訴える人も。

会社役員 黒坪則之氏(64) 「まず市民が潤わないと、稼げないと若者も来ない。大型クルーズ船を持って来たい。平日にお客さんがたくさん降りてきてくれて、しかもじゃんじゃんお金を落としてくれる」

観光協会理事 利岡正基氏(52) 「観光で稼ぐ、とにかく稼ぐ。それが、医療とか福祉とか教育とか、あらゆるものの原資になる。私は観光で経済を回せない人は、市長にはできない」

漫画家 鈴木奈々子氏(52) 「景観が良い、豊かな自然があるということで皆さんが観光に来るような街にしたい。若い人たちがたくさん働ける街にしたい」

 商店街の活性化を第一に掲げる人も。

元会社役員 大野恭弘氏(58) 「2番目が全国に知られる食べ物の創出を目指す。3つ目が学校の統合を進める。4つ目がプレミアム商品券の復活」

 市政の透明化を掲げ、市役所1階にガラス張りの市長室をつくるという人も。

NPO法人代表 岩渕完二氏(73) 「基本的に透明な政治姿勢はとても大事。誰でも話を聞きますよという体制をつくります。それが透明な政治につながる」

 この他に、政治団体・NHK党の立花孝志氏も立候補の意向を示しています。

 伊東市長選挙は14日に投開票が行われます。

(「グッド!モーニング」2025年12月7日放送分より)

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