8日に発生した青森県東方沖を震源とする地震で、これまでに51人がけがをしました。周辺には「後発地震注意情報」が発表されて「特別な備え」が呼び掛けられています。
今回の地震では、これまでに北海道で11人、青森県で36人、岩手県で4人がけがをしたということです。
震度6強を観測した青森県八戸市では、ビルの外壁が崩れたり窓ガラスが割れたりする被害が出ています。
むつ市にある病院ではスプリンクラーが破損し、漏水が発生しました。
復旧の見通しは立っておらず、県は災害医療チーム「DMAT」を派遣し、対応にあたっています。
一方、七戸町では地震の影響で水道管が破損し、4つの地区で断水が発生しました。
復旧作業が進められていますが、一時、合わせて459世帯、1072人に影響が出ました。
また、今回の地震で気象庁と内閣府は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。
北海道から千葉県にかけて182の市町村を対象に相対的に大きな地震が起きる可能性が高くなっているとし、地震や津波が起きた際にすぐ避難できる準備をしておくよう呼び掛けています。