ニュース

津山小3女児殺害事件で検察が無期懲役を求刑 弁護側は無罪主張 被告「これはえん罪です」岡山

 17年前、岡山県津山市で当時小学3年生の女の子が殺害された事件の裁判員裁判です。殺人などの罪に問われている男に対し、検察側は無期懲役を求刑。弁護側は改めて無罪を主張し、全ての審理を終えました。

 起訴状などによりますと、勝田州彦被告(42)は2004年9月、津山市の住宅で当時小学3年生だった女の子の首を絞めた上、腹や胸を刃物で複数回刺し殺害した罪などに問われています。

 勝田被告は逮捕後、犯行を認める供述をしましたが、その後「津山にも行っていない」と否認し、弁護側は無罪を主張しています。

 24日の公判で検察側は、勝田被告が捜査員や精神鑑定医の誘導なく自白していて、その内容が客観的事実と一致していることなどから「自白は十分に信用でき、被告が犯人であることは明らかだ」と主張しました。その上で、「犯行の悪質性は際立っていて反省の情がなく、今後、再犯に及ぶ可能性は極めて高い」などとして無期懲役を求刑しました。

 勝田被告は終始うつむきがちで、時折メモをとりながら論告求刑を聞いていました。

 被害者参加制度を利用した遺族側の弁護士は死刑を求め、「それがかなわない場合でも最低でも無期懲役を」と述べました。

 勝田被告の弁護側は最終弁論で「被告の犯行を裏付ける客観的証拠は一切発見されていない」、「有罪と判断する証拠は逮捕後の自白だけだが、その内容には信用性がない」などとして改めて無罪を主張。

 自白をもとにした過去のえん罪を挙げ、慎重な判断を求めました。

 最後に勝田被告は「うそをでっちあげ、ここまで話を大きくしてしまったことを大変後悔しています」。「私は絶対の絶対に殺害していません。私は無実です。これはえん罪です」と述べました。

 今後、裁判官と裁判員による評議が行われ、判決は来年1月6日に言い渡されます。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース