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香川県初のオープントップバス導入 「瀬戸内そらバス」でアフターコロナに活路を

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 新型コロナ禍で客足が減っている「観光事業」で、新たな取り組みが始まりました。高松市のバス会社がアフターコロナを見据え、香川県で初となる「ある乗り物」を導入しました。

 こちらの2階建ての赤いバス。2階には屋根が無く、青空が広がっています。その名も「瀬戸内そらバス」です。

(山下佳乃リポート)
「座席を倒すと、下から瀬戸大橋を眺めることができます。大迫力です」

 高松市のマルイ観光バスは、2月12日から「そらバス」の実証運行を行っています。

(マルイ観光バス/飯間正照 社長)
「新型コロナもいつかは収束しますので、新型コロナ後に向けて何かしら新しいことを始めていくべきかなと思っておりました」

 屋根のない「オープントップバス」の導入は、香川県で初めてです。バスは別の業者から譲り受け、観光庁の補助を受けて屋根を取り外すなどの改造を行いました。

 実証運行は瀬戸大橋を巡るツアーだけでなく、屋島からの夜景や夕日に照らされる父母ヶ浜を楽しめるツアーなど、合わせて4つのコースがあります。

(観光業者は―)
「風景が同じものが、目線が変わるので、高さが変わって、空も見えるのでめちゃくちゃおすすめ。(座席を倒して)この目線でずっと見れますから、雲の動きとか。まさに『そらバス』」

 また、トンネルの中ではイルミネーションを点灯するなど、楽しませる工夫が凝らされています。今回の実証運行を受け、実際のコースや料金などを考えていくということです。

(マルイ観光バス/飯間正照 社長)
「このバスはいろいろな利用ができるような装備を備えております。ですので、観光事業者に限らずさまざまな事業者から『こんなことを使えないか、あんな使い方をしたい』そういうご意見をしただいて、それを具現化できたら良いかなと思っております」

 「瀬戸内そらバス」の運行は、4月下旬から5月上旬ごろに始まる予定です。

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