人気のうどんYouTuber「ヤグタウン」さんの話題です。食べ歩いたうどん店は300軒以上！ チャンネル登録者数は5万人を超えました。「ヤグタウン」さんの撮影の裏側に秘められた「こだわり」とは？
うどんの注文方法や店内の雰囲気、お品書き、サイドメニューにいたるまで親切すぎるほど丁寧に紹介してくれる動画を手がけているのは、うどんYouTuberとして活動している「ヤグタウン」さん。
この日やってきたのは、多度津町にある「いけこうどん」です。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「（Q.店にあるものを全部撮るんですか？）全部撮ってます、いつも。薬味類も撮っておきます。いけこさんと言ったらこの紅しょうがの天かす。これ有名なんで」
そう、ヤグタウンさんの動画は、ただうどんを紹介するだけではないんです。
店内の雰囲気や注文方法、サイドメニューにいたるまで、お店の情報を親切すぎるほど丁寧に紹介してくれるんです。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「例えば、お子さん連れだったら子どもの食器があるんかなとか、座敷席は広いかなとか極力お店の雰囲気であったり、『分かりやすさ』というのを一番こだわるようにしています」
注文したメニューは、香川県では珍しいホルモン入りのうどん。関西出身の店主が考案しました。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「（撮影は）うどんメインです、僕の顔はいらないです。このうどんの特徴が伝わるのが、僕の動画の一番なんで」
撮影の準備が整ったら……食べて、食べて、ひたすら食べる！
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「（Q.食べている間は感想とかは言わない？）言わないです。今、頭の中で感想を思い浮かべて、こう編集しようとかは思っていますけど」
一滴残らず、おいしくいただいたあとは、店主にインタビュー。うどんに使われている具材について質問したりします。
（いけこうどん／池尻直生 店主）
「みんなが口をそろえて言うのが、『ヤグタウンさんはまじめです』って。まじめだし、撮影のクオリティは高いと聞きます。（反響は）めちゃくちゃあります。『動画を見ましたよ』というのをめちゃくちゃ聞きます。ありがたいことです」
その存在は、うどん業界でも評判を呼び、お店の人が喜んでくれたり、サインを求められたりすることも。
元々は会社員として働いていたヤグタウンさん。仕事を辞めて地元に戻り、2年ほど前から専業の「うどんYouTuber」として挑戦を始めました。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「YouTube一本でやっていこうと思ったきっかけは、僕の父の死でした。本当に早かったですね、すい臓がんだったんですよ。定年して今から好きなことやるぞ！ という時だったんですけど、それを見た時に『やりたいことをやって生きていきたい』と強く思って」
「（YouTuberになって）自分の中で時間を自由に使えるようになって僕、今まで行ったことなかった有名なうどん屋さんに行ったんですよ。そしたら、めちゃくちゃおいしくて香川県に住んどるし、うどんこんなにおいしいし、これしかないよなと思って」
動画の編集も自ら手がけ、毎日欠かさず投稿を続けているヤグタウンさん。麺やだし、トッピングなど、店ごとの味を的確に表現する食リポもこだわりの一つです。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「横のお客さんがこんなことを言っていたな、とか表現というところはいろんなところから吸収して食べた時の感じを思い出しながら、それを感情にのせてうまく伝えられるように」
真剣なまなざしで取り組むヤグタウンさんですが、どうしても一つ気になることが……。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「（Q.イスの高さ、合ってなくないですか？）おかしいですよね。そうなんですよ。いつもうどんを食べて編集してって、一切動かないんですよね。せめて編集している間だけでも運動せないかんなと思ったので、これで立ちながら編集できるんですよね。足踏みしながら編集しようって最初はやっていたんですけど、上下するからキーボード打てんわってなってそれは諦めました」
こだわりの動画と親しみやすいキャラクターで人気を集めるヤグタウンさん。
（うどんYouTuber／ヤグタウンさん）
「（Q.これからの目標は？）香川県を盛り上げるというところが目標としてありまして。香川県民全員に愛されて認められるように。僕の動画って見てもらうだけで終わってほしくないという気持ちがすごく強くて、動画を見て、『おいしそうだな、食べに行ってみよう』ここまで思ってくれて、僕の動画は初めて完成すると思います」
ヤグタウンさんのYouTubeチャンネルでは毎日午後7時ごろ、最新の動画を更新しています。
