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元Jリーガーが教えるサッカースクール 子どもたちの「個の能力」を上げ、香川県からプロ選手を

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 3月、香川県に小中学生を対象としたサッカースクールがオープンしました。「苦手な技術がある」「早く周りに追いつきたい」など、子どもたちはさまざまな理由でレッスンに取り組んでいました。

自分の成長を感じる子どもたち

 3月2日にオープンした、サッカー技術を学ぶ塾「ベスフォート」。

 開校と同時に門を叩いた松本龍斗君(当時小3)は地元にある少年団のチームにも所属していて、サッカー歴はまだ8カ月です。

 チームでは周りの選手がどんどんシュートを決めていく中、松本君はまだシュートを1本も決めたことがなく、技術の向上を目指して入りました。

(松本龍斗君)
「(みんな)うまい。うまい! うまいです!! ビデオ撮ってくれるんで、いつも試合の時にそれみていつも思う」

 週に1度ベスフォートに通い、自分の苦手な部分を理解し始めました。

(松本龍斗君)
「自分で(ボールを)運ぼうっていう意識がない。ここでドリブルを覚えてから、1対1でドリブルをどんどん使っていきたい」

 競り合いに自信を持ちたいとベスフォートに入った石川暖真君(当時小5)は、練習ごとに自分の成長を感じています。

(石川暖真君)
「2対2でどっちにボールが来るか分からない時、すぐに切り替えをすることを意識しました。(指導は)すごく分かりやすかった。前の練習の時よりも、もっとボールが取れるようになった」

「個の能力」を上げてプロ選手へ

 このスクールで指導するのは、さぬき市出身で2021年までカマタマーレ讃岐でプレーしていた高木和正さんです。大きな夢を持ってベスフォートを立ち上げました。

(ベスフォート/高木和正さん)
「プロの選手が少ない香川県から、たくさんのプロの選手が生まれてくれたら」

 香川県からプロの選手を輩出するために重点を置いたのは「個の能力」を上げること。そのため、高木さんは「チーム」ではなく「スクール」を立ち上げました。

(ベスフォート/高木和正さん)
「サッカーは個の能力がすごく大事なので、個の能力を上げるために何をするべきかという部分と、ボールがない時の動きであったり、そういう部分を伝えていけたら。一人一人個性が違うので、その中で伝え方は気を付けてやっているつもりなので、しっかりプレーを見ながら判断する」

 高木さんは子どもたちの成長の力となるため、スクール以外の時間も子どもたちのために使いたいと話します。

(ベスフォート/高木和正さん)
「子どもたちの土日のチームでの試合は、僕の時間もあるけど見に行きたい。スクールの中での動きとチームでどう生かされているかという部分をしっかり見て、その中で練習の内容だったりに取り組んでいけたら」

 香川からJリーガーを。子どもたちも、まずは身近な目標を掲げます。

(石川暖真君)
「1対1で抜ける方法、足技などを詳しく教えてもらいました。もっとスポーツ少年団で点を取れるようになりたい」

(松本龍斗君)
「エースになって仏生山の。それでトレセンメンバー(選抜メンバー)にもなりたい」

 サッカースクールベスフォートは現在、高松市とさぬき市の3カ所で開校していて、今後は西讃でも開校したいとしています。

 体験会もあるそうなので、詳しくはベスフォートのインスタグラム(@besfort2022)をご覧ください。

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