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野菜や花き類を食べる「ハスモンヨトウ」「シロイチモジヨトウ」が多発生の恐れ 病害虫注意報を発表 香川県

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 香川県は27日、ハスモンヨトウとシロイチモジヨトウが多く発生しているとして、病害虫発生予察注意報を出して被害の未然防止を呼び掛けました。
 綾川町で虫をおびき寄せる調査をしたところ、9月下旬になって誘殺数が大きく増えたためです。香川県農業試験場では、夏の気温が高く、雨が少なかったため増えたのではないかと見ています。

 ハスモンヨトウの幼虫は大豆、野菜、花き類など多くの種類の作物を食べ、夏の終わりごろから急増して大きな被害を及ぼします。県が9月下旬に調査したところ、ブロッコリーの被害が発生したほ場は38.5%で、平年(20.6%)を上回りました。

 シロイチモジヨトウの幼虫はネギ、アスパラガス、アブラナ科の野菜など多くの種類の作物を食べます。9月下旬に調査したところ、ネギの被害が発生したほ場は81.3%で、平年(76.9%)を上回りました。

 幼虫が大きくなるとほ場に分散して被害が増大するだけでなく、薬剤の効果が鈍るため、幼虫が小さいうちに防除するよう呼びかけています。

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