将来の乗務員不足に備えます。路面電車や路線バスを運行する岡山電気軌道が、両方を運転する「二刀流」の社員の募集を始めます。
(岡山電気軌道/大林玲嗣 常務)
「地方の公共交通を担う二刀流! やあーっ!」
侍の姿で乗務員募集の会見に臨んだのは、岡山電気軌道の大林玲嗣常務です。
将来の乗務員不足が懸念される中、路面電車とバスの両方を運転する「二刀流」の若手の社員を採用するのが狙いで、岡電は「二刀流」採用に伴い新たな人事制度を整備しました。
採用された社員は、入社後バスの乗務員として約1年間勤務した後、路面電車の運転士免許の取得を目指します。
路面電車の乗務員になり会社が「二刀流乗務社員」に認定すると、その後は6カ月ごとに路面電車とバスを運転します。
「二刀流」に認定されると月5万円の手当がつくということです。
岡電によりますと、路面電車とバスの両方を運転する乗務員を採用する制度は全国初だということです。対象は40歳くらいまでで、12日に募集を開始します。
(岡山電気軌道/大林玲嗣 常務)
「誇れる仕事ですし、稼げる仕事ですし、皆からすごいと言ってもらえる。若い人に入ってもらって元気のいい会社にさらにしていきたい。二刀流、よろしくお願いします」