香川県坂出市と小豆島町の2つの公立病院に勤務する職員2人が、2024年10月の衆議院選挙を巡る公職選挙法違反の罪で罰金20万円の略式命令を受けました。
検察などによりますと、小豆島中央病院の60代の女性職員は衆院選公示前の10月上旬、立候補予定者の後援団体の入会申込書を部下約50人に配布して会員になるよう勧誘したとされています。
また、坂出市立病院の40代の職員は同僚6人と共謀するなどして、立候補予定者2人の後援団体に部下を勧誘したとされています。
2人とも起訴内容を認めていて、高松簡裁は2人にそれぞれ罰金20万円の略式命令を出しました。
高松地検は同じ容疑で書類送検された坂出市立病院の別の職員1人については不起訴としました。