日本全国の工芸品を販売する催しが岡山市のデパートで始まりました。
国指定の伝統的工芸品江戸切子。熟練した職人が手作業でガラスを削り、美しい装飾を施します。
丸い模様をのぞいてみると、猫の模様。江戸っ子の遊び心を感じます。
岡山市の岡山高島屋で始まった「日本の伝統展」には全国の22社が出店しています。
伝統工芸士がノミで木を削って器を作っています。
(伝統工芸士/有岡成員さん)
「一つ一つ木目が全部違うんで、その木目を生かさないことには」
香川県の肥松木工です。特にクロマツの器はつややかで油分を多く含んでいるため、光にかざすと赤く透けます。
(伝統工芸士/有岡成員さん)
「これが瀬戸内海のマツの特徴」
福井県の工芸品、蛇の目洋傘です。地元の羽二重という生地を職人が傘の骨に縫い付けています。風が強い日はあおられないよう少し閉じて使うこともできます。
この催しは、12月17日まで岡山高島屋で開かれています。