少女の腕を引っ張った暴行の罪と、女性のスカートの中を盗撮した罪に問われている岡山市職員の男の裁判が岡山地方裁判所で始まりました。男は起訴内容を否認し、無罪を訴えました。
暴行の罪と性的姿態等撮影の罪に問われているのは、岡山市水道局の職員の男(34)です。
起訴状などによりますと男は2024年5月、岡山市を走る電車の中で少女の左腕をつかんで引っ張ったとされています。また2024年6月、JR新大阪駅に停車中の新幹線の中でスマートフォンを使って女性のスカートの中を盗撮したとされています。
初公判で男は、暴行の罪については「人違い」だと主張、盗撮の罪については「意図したものではない」などと話し、いずれも起訴内容を否認、無罪だと訴えました。
一方、検察側は暴行の罪について「被害者は事件当時、直接犯人の顔を見て被告であると確認した」と主張。盗撮の罪については「押収したスマートフォンを調べ、動画が見つかった」などと述べました。