23日に岡山市南区で発生した山火事は延焼が広がり、25日夜に岡山市と玉野市はあわせて1091世帯2133人に避難指示を発令しました。
25日は岡山市南区宮浦の住宅近くの山林で炎が上がるなど延焼が広がり、消火活動が続いています。
玉野市は午後7時30分に番田、午後7時50分には北方のあわせて464世帯987人に避難指示を発令しました。
また、岡山市も午後7時50分に南区阿津と小串のあわせて627世帯1146人に避難指示を発令しました。
午後10時現在、玉野市では、避難所となっている鉾立公民館に1世帯3人が避難。岡山市では、2つの避難所にあわせて32世帯60人が避難するなど、夜になって避難する人が増えています。
岡山市などによると、この山火事で住宅や倉庫などあわせて6棟の建物に被害が出ていますが、けがをした人は確認されていません。
岡山市は24日に「住宅地などへの延焼は防ぐことができる見通しが立った」として、避難指示をすべて解除していました。
25日は消防車やヘリ11機で消火活動を行いましたが、依然、鎮圧のめどは立っていないということです。