津山市が4年間にわたり一部の高額療養費を過大支給していたことが分かりました。
市によりますと、2019年度から22年度にかけて海外から転入してきた5世帯の高額療養費について、本来なら「課税世帯の最も低い区分」にしなければならないところ「非課税世帯」としていました。このため、自己負担限度額に差が出て、5世帯あわせて12万3230円を過大支給したということです。2024年11月に他の自治体での同様の事例が報道されたことから、過去5年分を確認したところミスが分かりました。
5世帯のうち4世帯は既に津山市から転出していて、市は連絡先を確認した上で謝罪と説明を行い、返還を求めるということです。
津山市の谷口圭三市長は「関係する皆様にご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。適正な事務処理を徹底すると共に再発防止に努めたい」とコメントしています。
高額療養費制度は、医療費の月の自己負担額が高額になったとき、限度額を超えた分について払い戻しを受けられる制度です。