息子などになりすまして、岡山県倉敷市の男性からキャッシュカードをだましとったとして、大阪市に住む韓国籍の会社員の男(38)が13日、詐欺の疑いで逮捕されました。
警察の調べによりますと、男は氏名不詳者らと共謀し、倉敷市の男性(87)からキャッシュカードをだましとろうと考えました。
12日、息子などになりすまして男性に複数回電話をかけ、「税金滞納分の支払いのためにキャッシュカードが必要」などとうそを言いました。そして弁護士になりすました男が男性の家を訪問し、キャッシュカード1枚をだましとった疑いが持たれています。
警察が別の特殊詐欺事件の捜査中、岡山市内で男に職務質問をした際、被害者のキャッシュカードを持っていたため、今回の容疑が浮上しました。
警察の調べに対して男は「特殊詐欺の受け子という役割で、高齢者からキャッシュカードを受け取ったことに間違いない」と容疑を認めているということです。