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「オス」じゃなくて「メス」だった!天王寺動物園のカバ「ゲンちゃん」 背景には何が

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 大阪「天王寺動物園」で人気、カバの「ゲンちゃん」。これまで「オス」として飼育されてきたのですが、先月、「メス」だったことが分かりました。

■DNA鑑定を実施した結果…

 現在12歳、大阪・天王寺動物園のカバのゲンちゃん。7年前の2017年4月にメキシコの動物園からやって来た。

天王寺動物園 安福潔副園長 「今ちょうど陸上に上がっているのが、メスになったゲンちゃんです」

 ゲンちゃんは、メキシコの担当者からオスという説明を受け、輸入に必要な書類にもオスと記載があったという。

安福副園長 「テツオというオスと、ティーナというメスがいまして。テツオが高齢、今40歳なんですが、将来の繁殖等を目指して、オスの個体を探していた」

 しかし…。

安福副園長 「性成熟を迎えるような年齢になっても、オス特有のテリトリーを示す尻尾をブルンブルン振り回して、フンをまき散らす“まきフン”とわれわれ呼んでいますけれど、そういった行為が見られないとか。飼育の担当者も含めて、『ホンマにオスかな』みたいな疑念が生じていたような状況です」

 カバが「性成熟」を迎えるのは10歳前後。動物園に来た時は5歳だったので違和感はなかったというが、おととしくらいから疑念が生じたという。

 ただ、性別確認をしようにも大きなカバの下に入って、生殖器などを確認するのが難しかったという。

 そこで、今年に入りDNA鑑定を実施した結果、先月16日にメスと判明した。

安福副園長 「今の段階になったというのは反省している部分もあるんですけれど、『ゲンちゃんはゲンちゃんですよ』というお声もたくさんいただいていますので」

■来園者「かわいそう」「まさか」

 大阪の天王寺動物園で7年間、性別を間違えて飼育されてきたカバのゲンちゃん。ゲンちゃんの性別について、来園者はどのように受け止めているのでしょうか。

来園者(30代・大阪府) 「ネットでニュース見ました。オスで来たって、あれですよね。そんな性別間違って育てられていたのが、すごくかわいそやなと思って」

来園者(30代・愛知県) 「どうする、自分が男の子だと思っていたのに、女の子だよって言われたら、どうする?びっくりしちゃうよね~」 「そんなに分からないものなんだなというのは思いますけど」

来園者(20代・愛知県) 「けっこう前に見に来たことがあって。これメスだったってDNA鑑定で分かったって、じゃあメスとしてもう1回会いに来ないかんね~といって、今会いに来ました。まさかですよね。今まで通り、元気にしている姿を見られてよかったです」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年5月3日放送分より)

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