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土地改良区の入札を巡る収賄の罪で元高松市議を起訴 県と市の補助金は2500万円以上

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 土地改良区が発注した工事の入札を巡り賄賂を受け取ったとして24日、元高松市議会議員が起訴されました。不正があった工事には香川県と高松市から2500万円以上の補助金が投入されていたことが分かりました。

 土地改良法違反の罪で起訴されたのは、舟岡池土地改良区の理事長を務めていた元高松市議、小比賀勝博被告(73)と高松市の土木会社役員宮西正治被告(60)です。

 起訴状によりますと、小比賀被告は2021年に土地改良区が発注した3件の工事の指名競争入札で、宮西被告の会社に便宜を図った見返りに現金53万円を受け取った罪に問われています。

 小比賀被告は、土地改良区の事務局長が入札前に宮西被告に対して落札可能な価格を教えることなどを黙認する見返りとして、工事請負代金の3%にあたる現金を受け取る約束をしていたとされています。

 高松地検は2人の被告の認否を明らかにしていません。

 不正があった3件の工事は事業費の85%から95%が県や高松市からの補助金で賄われました。

 土地改良区が県に提出した検査資料などによりますと、県から653万円、市から1888万2000円の補助金を受けていました。

 また、宮西被告の会社は工事請負費として少なくとも2653万円を受け取っていたことも分かりました。

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