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廃校と既存施設を活用してAI開発用データセンターを 香川県庁で立地協定締結式

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 廃校になった中学校と既存の研究開発施設を活用します。香川県綾川町と高松市にAI開発用のデータセンターが整備されることになり、立地協定の締結式が開かれました。

 香川県庁で締結式があり、池田知事と高松市の大西市長、綾川町の前田町長、東京に本社があるベンチャー企業「ハイレゾ」の志倉社長が協定書に署名をしました。

 香川県に特別目的会社「ハイレゾ香川」を設立し、中四国初となる画像処理半導体、GPUのデータセンターを綾川町と高松市に整備します。

 サーバーの設置費用など5年間の事業費は2カ所で合わせて約210億円で、国立研究開発法人が77億円を助成するほか、香川県も最大10億円を助成します。

(香川県/池田豊人 知事)
「香川がAIの中心の一つとして伸びていけるのではないかと期待している」

 綾川町では2022年3月末で廃校になった旧綾上中学校にデータセンターが整備されます。2024年12月に着工し、2025年8月に完成予定です。

(記者リポート)
「こちらの体育館に100台のサーバーが設置されます。サーバーが稼働する際、大量の熱が発生しますが、その熱を上に逃がすために天井が高い体育館を選んだということです」

 生成AIの開発に取り組む企業などにクラウドサービス、「GPUSOROBAN」を提供します。

 綾川町は5年間、旧綾上中学校を無償で提供し、ハイレゾ香川は空き教室などを使って高齢者向けのスマホ教室や無人店舗の設置などを計画しています。

(ハイレゾ/志倉喜幸 社長)
「せっかく今まで人が集まる施設だったので、また再度われわれが進出することで新たに人が集まってこれる施設になれば一番いいと考えている」

 高松市ではかがわ産業支援財団が運営する地域共同研究施設、「RISTかがわ」を有償で借りてデータセンターを整備します。

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