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自公過半数割れで次の一手は?立憲幹部に有働が問う「まだ魅力的な選択肢ではない」

政治

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立憲民主党・小川淳也幹事長がテレビ朝日の有働Timesに生出演し、選挙戦を振り返りました。

(立憲民主党 小川淳也 幹事長)

▼野党は受け皿になれたのかー

「与党に対する怒りと失望が大きかったことは感じており、それが野党に対する、少なくとも消極的な期待として、お集まりをいただいているとは感じています。諸外国でもそうだが、通常、政権与党が痛むと、これに諦めてがっかりした有権者が野党に投票する。その初動段階の変化の一端は感じています。」

▼積極的な野党への期待とは感じられなかった?

「十分とは感じていません。それをこれからいかに積極的な期待や魅力に感じていただけるように、今度は私達が厳しく問われてくるということを自覚しています。」

▼なぜ積極的に取られなかった?原因は―

「あえて言えば15年前、民主党政権が誕生したとき、自民党が当時駄目だったことに加えて、人材からいっても政策からいっても、積極的な魅力を有権者に感じていただいた記憶が私にもあります。あのあと有権者が失望したということもありました。それらを全て払拭し、直ちにとって代わる魅力的な選択肢なんだというには、残念ながら現状は至っているとは思っていません。これからだと、今からが課題だと感じています。」

▼野党で政権を取りに行くことをどう考えている?

「自公が過半数を割るかどうかは大きな節目ですから、しっかり見極めたいと思っています。それから、比較第一党がどこの党になるか、これが次に重要なポイント。その上で、自公を過半数割れに追い込み、政権交代こそが最大の政治改革なんだということを掲げてきているわけですから、それを前提に、国会内外、各党とも様々協議を続けていくということになると思います。」

▼野党のどこと、どう組むのか、もう話し合っている?

「議席の確定を見ないと、不用意なことを言動することは、控えなければいけない立場ですから、今申し上げた前提に立って、様々な調整や協議が本格化するということだと受け止めています。」

▼自民党との大連立もありえるかー

「これだけ“政治とカネ”、統一教会、世襲、遡れば森友・加計問題に始まり、例えば共謀罪とか特定秘密保護法とか、賛否いろいろあるにしても、国家恣意的な政策も進行してきた、この十数年の自民党を補完しようと、過半数割れしたから補完しようじゃないかと言っている野党が今他にいるとは私の認識ではありません。」

▼自公が過半数割れた場合、これからどこかと何らかの協力をしなければ、予算も通らない、法案が何一つ通らないという時代が日本にやってくる。それは野党にも責任を問う時代がやってくると思うが、そこについてはどう考えている?

「当然そのように受け止めています。不安定化と流動化、安定と硬直はセットですから、仮にそういう状態で国会が不安定化するとすれば、それがいい意味で意思決定のプロセスとか、あるいは決定される中身とか、いい意味で日本の政治政局が流動化していると、国会の風通しが良くなったり、あるいは新しいアイディアが生まれたり、新しい知恵や新しいシステムが入ったり、もっと言えば新しい人材が入ったり、いい意味で流動化して良くなってるなと、国民の皆様に捉えていただけるような努力が、今度は私達に求められてくると自覚しています。」

10月27日『有働Times』より

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