能登半島地震から1日で1年です。
石川県珠洲市宝立町は1年前のきょう、地震そして津波の被害に見舞われた地域です。住民の姿はほとんどなく、ひっそりと静まり返っています。こちらの倒壊した住宅も1年前から時が止まったままのようです。
そして、あちらの更地にはかつて往還寺というお寺がありました。そちらの住職はなかなか復興が進まないなか、プレハブの寺院を建てました。中には倒壊した寺院から取り出して修復された本尊がまつられています。犠牲者を弔うための法要がまもなく行われます。
こちらは輪島市町野小学校の仮設住宅です。およそ900個の紙の灯籠(とうろう)に追悼の明かりがともされます。「1.1」の日付と「NOTO」という文字が浮かび上がります。ここでまもなく犠牲者への追悼の祈りが捧げられます。
そして、日本航空学園能登空港キャンパスの体育館では、2つの災害の犠牲者を悼む式典が行われています。遺族など多くの方が参列をしています。
元日の地震で石川県では498人の方が亡くなり、2人の行方がまだ分かっていません。そして9月の豪雨では、16人が亡くなりました。
遺族の代表として父親を亡くした小林由紀子さんが思いを語りました。会場には元日の地震によって4人の家族を亡くした大間圭介さんらの姿もあります。まもなく、午後4時10分を迎えます。