イスラエルとイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との戦闘が激化するなか、アメリカの特使が近くイスラエルを訪れ、停戦に向けた協議をすることが分かりました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は複数の情報筋の話として、アメリカの特使が31日にイスラエルを訪問すると報じました。
イスラエルとレバノンの国境近くに双方の住民を帰還させるため、停戦に向けた協議をするとしています。
イスラム組織ハマスと共闘するヒズボラは、ガザ地区で攻撃が続く限りレバノンでの停戦にも合意しないとしてきました。
しかし、ここ数週間のイスラエルの軍事作戦でヒズボラは著しく弱体化し、態度を変え始めたと伝えています。
イスラエル側もレバノン南部での地上作戦が終わりに近付いているとの考えを示していて、停戦合意が成立すれば中東の緊張が大幅に緩和されるとしています。
アメリカの特使は双方の意見を聞いたうえで、停戦に向けた案を提示することにしています。