岡山市人事委員会は10日、市職員の月給・ボーナスを引き上げるよう市長と市議会議長に勧告しました。
勧告では、平均月給を2.71％（1万641円）引き上げ、ボーナスを0.1カ月分引き上げて4.6カ月分とするよう求めています。岡山市によると、平均月給の引き上げ額は1991年（1万1244円）以来33年ぶり、引き上げ率は1992年（2.87％）以来32年ぶりの高水準です。
また民間企業の状況を考慮し、高卒の初任給を2万400円、大卒は2万2700円引き上げるよう求めていて、若年層から30代後半までの職員に重点を置き、そこから改定率を逓減させるとしています。
勧告通り改定されれば、事務職・技術職の平均年間給与は21万9000円上がり、670万5000円となります。改定に伴い、市の支出は総額で約15億3000万円増える見込みです。
