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上映する作品や期間の決め方は?一番迫力があるのはどの席? 映画館にまつわる疑問【みんなのハテナ】

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 視聴者の皆さんの疑問に答える「みんなのハテナ」です。視聴者の皆さんからは「上映作品がどうやって決まるのか?」や「見やすい席はどのあたり?」などの疑問が寄せられました。
 岡山にも香川にもある「イオンシネマ」。その中で今回は2024年で25年を迎える「イオンシネマ高松東」の薬師寺総支配人に聞きました。

上映する映画や期間はどう決める?(岡山市 かぇるん 57歳)

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「弊社は本社がお台場にございまして、その中の編成部の方が配給会社さんと話し合いをして決めている」

 新作の上映は2017年に始まった「プレミアムフライデー」に合わせ、金曜日スタートがほとんどなんです。

 上映して2週間を過ぎると徐々に来場者が減るのが実情で、来場者などを考慮して徐々に回数を減らしたり、小さい部屋に移したりしています。

 上映開始日は全国で決まっていますが、いつまで続くかは、劇場によって違うそうです。

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「惜しまれながら終了してしまう作品もあるんですけれど、そういった作品が終了することで本来今までできなかった新作が入ってくるというふうになりますので、作品を多く上映する上で致し方なく終了となってしまうことは多くございます」

スクリーンは何でできている?(津山市 なんばりん 56歳)

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「ビニールを主体とした素材でできているんですが、『サウンドスクリーン』という特殊なものでできていまして、表面に小さな穴が開いております」

 小さな穴はなぜ開いているのでしょう?

 実は、スクリーンの裏側にスピーカーがあるんです。音を気持ちよく通すサウンドスクリーンの裏側にスピーカーをおいて、あのダイナミックな音響が得られるのです。

どの席が一番迫力よく見える?(善通寺市 ミント 48歳)

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「基本的には真ん中、中心に合うようにいろんなものがセッティングされておりますので、一番きれいにご覧いただけるのは中心のお席かと思います。お好みにもよるんですけれども、後ろの方の左右、端っこですと、そんなに端から見ている感じというのもございませんので、お近くに(別の)お客様がいない方がリラックスできるという方は後ろの方の左右端の方が比較的空いているかと思います。(Q.前後は?)真ん中より後ろになれば大きな差はない」

フィルム上映とデジタル上映の違いは?(香川・三木町 タニカズ 60歳)

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「2010年代に急速に普及するようになりまして、今では恐らくほとんどのシネマコンプレックスは、映写機はデジタルを運用しております。やはりデジタルは圧倒的にメリットがございまして、製作費の面でも数を複製するフィルムですと、どうしても一つを使いまわしたり、それが劣化して最初の頃とは画質が異なったりということもありまして、デジタルではそういったこともなくメリットが多くなっています」

 以前の35mmフィルムは取り扱いが難しく、映写技師が多くの注意を払わなければなりませんでした。

 一方、デジタル素材は、フィルムに比べて安く、客がより安定した映像と音を体験でき、3Dなどのプレミアムオプションが充実していて、主流になっていったということです。

なぜポップコーン売っているの?(高松市 遥香の父ちゃん 55歳)ほか

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「いろいろ諸説があるんですが、アメリカの昔、始まった頃は食べる時に音が鳴りにくかったりですとか、スクリーンに投げつける時にスクリーンを傷つけないというので好まれた」

 映画に欠かせなくなったポップコーン。ゴールデンウィークや年末年始などは一日中、作り続けることもあるそうです。

(イオンシネマ高松東/薬師寺直人 総支配人)
「イオンシネマでは映画以外でもお楽しみいただくように、アーティストのライブなどのライブビューイングの数を増やしてご提供してきますので、ぜひチェックしていただきたい」

 また視聴者のみなさんに「何回も見た映画」を聞いてみると、「未知との遭遇」や「偶然と想像」、「ホーム・アローン」などでした。

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