ウクライナのゼレンスキー大統領はEU（ヨーロッパ連合）の首脳会議などに出席し、ロシアへの「勝利計画」を説明しました。また、ロシアが北朝鮮兵士1万人を動員する準備をしていると指摘しました。
ゼレンスキー大統領 「約1万人の北朝鮮兵が我々との戦うため準備している。これは緊急事態だ」
17日、ゼレンスキー大統領はベルギーの首都ブリュッセルを訪れ、EU首脳会議とNATOの国防相会議で「勝利計画」について説明し、支援継続を求めました。
計画では、欧米が供与した長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認やNATOへの早期加盟などを求めています。
一方、ロシア寄りとされるハンガリーのオルバン首相はSNSで「勝利計画」や長射程兵器使用は恐ろしいものだと主張しました。
また、ゼレンスキー大統領は会見で、1万人の北朝鮮軍兵士がウクライナでの戦闘に向けて準備をしているとし、アメリカと協議していると述べました。
今年2月にゼレンスキー大統領にウクライナ軍の総司令官を解任されたザルジニー駐英大使がロンドンで講演して「勝利計画」の支持を表明する一方、戦闘の早期終結については否定的な見解を示しました。
