観光客の急激な増加で地域交通などに悪影響が出るオーバーツーリズムへの対策として岡山県玉野市で観光客を小型船で運ぶ実証実験が行われました。
クルーズ船が寄港する玉野市の宇野港では、一度に多くの観光客が押し寄せた場合、バスやタクシーの不足が懸念されています。
国土交通省は移動手段の分散を図ろうと、宇野港に来た観光客を小型船で瀬戸内市の牛窓などに運ぶ実証実験を行いました。国や関係する自治体の職員らが参加し、観光客を小型船の乗り場まで安全に誘導できるかなどを確認をしました。
小型船に乗り込んだ後は船の快適性や目的地までの所要時間を検証しました。
(中国地方整備局クルーズ振興・港湾物流企画室/松浦慎治 室長)
「バスですとかタクシーの運転手、不足していく懸念がありますので、その部分を海上交通ということで小型船を利用しまして、直接牛窓港の方へ行くというところでメリットですとか課題について検証を行うと」