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連続強盗“狙われるガラス窓” どう身を守る?カギは時間稼ぎ

社会

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首都圏で相次ぐ連続強盗事件。そこにはいくつもの共通点がありますが、その中でも『ガラスを割って侵入』という手口に注目。果たしてどうすれば強盗から身を守ることができるのでしょうか。

板倉朋希アナウンサー 「8月から1都3県で相次ぐ14件の強盗事件のうち、住宅を狙ったものは10件、このうちガラスを割って侵入したケースは、少なくとも6件確認できています。中でも日本防犯学校の桜井礼子さんが注目したのが所沢の事件で、この事件では勝手口の『網入りのガラス』を割って侵入しています」

高島彩キャスター 「網入りだと、普通のガラスより割れにくいのかなという印象ありますよね」

板倉朋希アナウンサー 「桜井さんによると網入りのガラスは、『割れにくく防犯にも効果的』と思っている人も多いと思いますが、このワイヤはあくまでもガラスが飛散するのを防止するためのもので、実は手でも簡単に引きちぎれるそうでなんです。『ではどうすればいいのか?』というところですが、桜井さんは『侵入に時間をかけさせることが重要』だと指摘しています。例えば防犯ガラスに替えることを勧めていて、CPマークという防犯性能が高い部品に付けられる防犯ガラスでは、5分以上侵入を防ぐことができるということなんです」

高島彩キャスター 「防犯ガラスだと、値段も高そうですが」

板倉朋希アナウンサー 「値段でいうと、やはり一般のガラスよりは高価になっていて、例えば90cm四方の防犯ガラス2枚で16万円ほどのものもあるということです」

高島彩キャスター 「家の中のガラスを全部変えるとなると、なかなか現実的には難しいですね」

板倉朋希アナウンサー 「そうした場合、例えば防犯フィルムをガラス全面に貼ってガラスを強化したり、鍵つきの補助錠を窓の上の方につける。それに加えて衝撃を感知すると作動するアラームを設置する、などをしておくと5分以上の時間を稼ぐことができるということです」

高島彩キャスター 「とにかく『時間を稼ぐ』というのが大事だということですね」

板倉朋希アナウンサー 「時間を稼いでいる間に、警察に通報したり、身を守るために逃げたり、そういった対処をしてほしいということでした」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏 「高齢者だけの家庭だと『防犯対策でお金がかかる』 となると躊躇したり、説明されても『ちょっと難しいな』となると思うんですよ。ですから、周りにいる人は離れている家族がいるとすれば、積極的にアドバイスをしてあげるという必要性もあると思うんです。またテレビでこういった防犯対策を伝えると、今度はそれを逆手に取って『防犯ガラス入ってますか?大丈夫ですか?』など、あの手この手で近寄ってくる新手の犯罪が出てくるケースがあるかもしれませんから、そこも含めて我々は警戒する必要がありますよね」

(10月19日OA「サタデーステーション」より)

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