毒キノコが大量発生。東京でも次々と確認。危険が迫っています。
キノコご飯にキノコのホイル焼き。キノコ料理がおいしい季節がやって来ました。今年はキノコが豊作。しかし、毒キノコも大量発生しているのです。
犬を散歩する人 「キノコあるんですね、知らなかった。駄目、駄目、駄目…行かないよ。毒キノコなんだって」
毒キノコに興味津々の犬。この場所は東京・多摩川の河川敷で、毒キノコが大量発生しています。
約40年近くに住む人 「何年も来てるけど初めて見た。見たことない。あそこにもある。ずっと行けばいくらでもある」
至る所に生えていたのはマッシュルームによく似た毒キノコ「オオシロカラカサタケ」です。食べると激しい中毒症状を引き起こします。この毒キノコ、なぜ東京に大量発生しているのでしょうか。
元千葉県立中央博物館 研究員 吹春俊光さん 「最近、地球温暖化とともに北上を続けているキノコ。関東でも昔はまれだったが、すごく広がっている状況。遭遇する確率も非常に高い」
毒キノコは千葉県内の公園でも…。
元千葉県立中央博物館 研究員 吹春俊光さん 「これ本物のテングタケですね。分かりやすい毒キノコですね」
さらに「殺人キノコ」と呼ばれる毒キノコ「フクロツルタケ」も…。
元千葉県立中央博物館 研究員 吹春俊光さん 「猛毒ということになってます。最初、消化器系の中毒が起きて肝臓、腎臓の数値が悪くなって死んでしまう…」
この日、公園では3種類の毒キノコが見つかりました。過去に毒キノコを食べてしまった人は…。
過去に毒キノコを食べた人 「ものすごい脂汗の出方と腹痛の急激な発生。あの苦痛を味わったら間違えたくないですよね。体をもって体感したんで…」
男性はその後、回復し、見慣れないキノコは絶対に採らないようにしたそうです。