アメリカのトランプ次期大統領に性的暴行を受けたとして、元コラムニストが損害賠償を求めた訴訟を巡り、ニューヨークの連邦高裁はトランプ氏の控訴を棄却しました。
ニューヨークの連邦高裁は30日、元コラムニストのジーン・キャロル氏がトランプ氏からおよそ30年前に性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、トランプ氏の控訴を棄却しました。
「トランプ氏が判決において、地裁が誤ったことを証明していない」などとして、500万ドル=およそ7億8500万円の支払いを命じた地裁の判決を支持しました。
トランプ氏はキャロル氏への性的暴行を否定する発言を繰り返して、名誉を傷付けたとして、1月におよそ130億円の損害賠償を命じられていて、この訴訟についても控訴しています。