宇都宮市にある「栃木県護国神社」では、今年1年の穀物の豊かな実りに感謝する「そば献穀祭」が行われました。
そば献穀祭は毎年、大みそかに五穀豊穣(ほうじょう)の神様をまつる「栃木県護国神社」で執り行われる神事です。
本殿前に建てられた特設の神殿で神職がお祓(はら)いをした後、集まった参拝者は持ち寄った1升の米を奉納します。
その後、神社の畑で収穫されたソバの実を来年への願いを込めて石臼で挽く儀式を行いました。
参拝者 「今年大変なことがたくさんあったが、来年は平和な一年になるといいなという思いでひいた」
稲寿宮司 「本当に毎年毎年思うが、いい年になっていただきたいというのが毎年の願い」
儀式を終えた参拝者には、手打ちの年越しそばがふるまわれ、奉納された米は、来年2月の節分に提供する恵方巻きなどに使われるということです。