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天皇陛下 新年のご感想「戦後80年」を「希望を持って歩んでいくことのできる年に」

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 宮内庁は新年にあたり、天皇ご一家ら皇室の新たな映像を公開するとともに、天皇陛下の感想を発表しました。

 天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、石川県輪島市に伝わる御陣乗太鼓で用いられる面と「ばち」をご覧になっています。

 能登半島地震から1年が経ち、宮内庁は天皇ご一家が被災者に安心な生活が訪れて石川県の復興が進むことを願う気持ちを改めて示されたとしています。

 天皇陛下は新年にあたり、感想を出されました。

 「今年は、戦後80年の節目を迎えます。終戦以来、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられた一方で、現在も戦争や紛争により、世界各地で多くの人の命が失われていることに深い悲しみを覚えます。平和な世界を築いていくために、人々がお互いの違いを認め合い、共に手を携えて力を合わせていくことの大切さを感じます」と、つづられました。

 そして、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」と締めくくられました。

 ご一家は1日に皇居の宮殿で「新年祝賀の儀」に、2日は一般参賀に臨まれます。

 上皇ご夫妻は1日にお住まいの仙洞御所で皇族方からあいさつを受けられます。

 一般参賀では、右大腿(だいたい)骨を骨折してリハビリ中の上皇后さまも、上皇さまと一緒に午前中に3回、皇居・宮殿のベランダに立たれる予定です。

 秋篠宮ご夫妻も次女の佳子さまと共に新年の行事に出席されます。

 長男の悠仁さまは去年、成年皇族となりましたが、今年3月、高校卒業後に成年式を終えてから皇室行事に出席される予定です。

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