2022年に香川県が導入したドクターヘリを使った救助訓練が、高松市で行われました。
高松市消防局が毎年行っている訓練です。消防署員ら約60人が参加しました。大型トラックと路線バスが衝突して、10人以上がけがをしたという想定です。
けが人を救助したあと、けがの程度を判断して治療の優先順位を決める「トリアージ」を行い、赤色や黄色などのタグをけが人に付けていきます。
また、大型トラックの運転手の容態が悪いことから、ドクターヘリの出動を要請し、担架を使って運転席から搬送する手順などを確認していました。
県によりますと、4月から9月末までのドクターヘリの出動件数は141件で、小豆島や直島など島しょ部からの要請が全体の約6割を占めています。
(高松市消防局/日笠利夫 消防司令長)
「訓練だけで終わるのではなく、現場活動にドクターヘリを生かして、少しでも患者さんを救えるようにしたい」