香川県は医師や医療機器を乗せて救急活動を行うドクターヘリを4月18日に導入します。運航開始に向けて、香川県は消防などと連携してドクターヘリに患者を運ぶ訓練を行いました。
(荻津尚輝リポート)
「出動要請を受けてやってきたヘリコプターには、医療器具を持った医師が乗っています」
訓練は、家の解体中に作業中の男性がけがをしたことを想定して行われました。ドクターヘリで到着した医師は救急車で患者の状態を確認し、ドクターヘリに移します。
ドクターヘリにはAEDなどの医療機器が積まれていて、移動中も最大2人の患者の治療が可能です。
香川県は、ドクターヘリの導入でこれまでより年間11人多くの命を救えると試算しています。香川県は消防の要請を受けてから20分以内には県内のどこでも到着できるとしています。
現在、ドクターヘリを導入していないのは、47都道府県で香川県と東京都の2つのみです。
(香川県 医務国保課/藪根正浩 課長補佐)
「消防機関との連携。あと、受け入れ医療機関の体制の整備というのがこれから進めていかなくてはいけないと思っております」